特殊寝台・特殊寝台付属品
介護ベッド・電動ベッドには主に、「背上げ機能」「高さ調節機能」「膝上げ機能」という3つの機能があり「特殊寝台」とも言われます。自力で体を起こすことが難しい方の起き上がり、立ち上がりなどをサポートします。ベッドの高さや角度を変えることで自分でできる範囲が広がり、自立した生活の維持にも役立ちます。また介助者様の負担軽減にもつながります。
特殊寝台及び特殊寝台付属品の対象介護度要介護は2～5の方が対象です。
※要支援１・２及び介護度１の方は特定状態にある方のみ給付が受けられます。
主な取り扱い商品
１モーター
ベッドの背上げ機能、もしくは高さ調節機能のどちらかが付いているタイプです。
細かい調整は難しいですが、比較的体を動かすことができる人の起き上がり補助として使用するのに適しています。
２モーター
背上げ機能と高さ調節機能が備わっているタイプです。
背上げ機能に連動して膝上げ機能が付いている場合も多いので、自力での起き上がりと立ち上がりのどちらも不安のある人におすすめです。
３モーター
背上げ、高さ調節、膝上げの全ての機能が備わっているタイプです。
それぞれ個別に細かい調整を行うことが可能です。
自力で寝返りを打つのが難しい方や、ベッドで過ごす時間が長い場合に適しています。
４モーター
背上げ、高さ調節、膝上げ機能が備わっているほか、左右の肩の部分を傾けて寝返りの補助ができるタイプのベッドです。
それぞれの機能が独立しているので、細やかな介助が可能です。しかし操作がやや煩雑な点がデメリットです。
タイマーによる自動寝返り機能を設定できるタイプなどもあり、要介護度が高い人の床ずれ防止に役立ちます。
特殊寝台付属品 マットレス
ベッドの上に敷いて使用します。一般的には、体の沈み込みによる寝返りや起き上がりのしにくさを避けるため、弾性を硬めにした製品が多いです。選定時のポイントはページ下をご参照ください。
特殊寝台付属品 移乗用補助具
ベッドと車いす間での移乗をサポートします。
サイドレール
転落予防や寝具の落下予防のために使用します。
介助バー
ベッドからの立ち上がりをサポートしたり、ベッドから車椅子やポータブルトイレへの移乗が容易になります。
サイドテーブル
ベッドの上での食事など使用時だけベッドの上に差し掛ける小型のテーブルです。
ポイント
＜マットレス選び＞
・ある程度自分で移動でき、支えがあれば自立できる人には、起き上がりや移動がしやすい適度な硬さのマットレスが適しています。
・ベッドから車椅子への移乗に介助が必要な人の場合、適度な硬さに加えて、縁がしっかりしており、姿勢を安定させやすいマットレスが適しています。
・寝たきりの人には、エアーマットレスなど体圧分散マットレスが適しています。
※こちらは特殊寝台付属品扱いではなく床ずれ防止用具となります。
